啓太誕生日会の投稿作品を頂きました。
和啓の話を、とのGraecのコメントに応えて書いてくれました。
啓太のささやかな願いを叶える和希ならではの方法に、
思わず、甘い夢を見させて貰いました。



「願い事」 (新婚です☆)



「もし。願い事が1つ叶うなら・・・」

空を眺めて願いを言う。
あの時。
和希と見上げた流れ星が多かった空は、
キラキラしていたのに。
今、俺の上にある空は・・・。

「どうした?啓太?」
「うん・・・」

一緒に住み始めた家。
その家は、
とても温かな感じがする家で、
和希と一緒に探した家。

庭もあって、
いつか犬も良いよね。
なんて話したり・・・。

でも。
和希の仕事場に近いから、
ココは都会で・・・。
空には星が・・・。

「啓太。良い物見せてあげるよ」
「?」
「でも・・・その前に、お風呂」
「・・・?」

今でも空に、星は数える位しかないけれど、あるのに・・・。
不思議に思う体を押されて、
俺の体は・・・。
湯船に沈められていた。




「和希・・・。
確かに、さっきよりは時間が遅いから
周囲の家は電気を消したけど、
それでも星はあまり無いよ・・・」

空を見て、
数えてみる。
あぁ。
残念。

そう思った時。
部屋の電気が消された。

「あっ!!」
「分かった?」
「うん!!」

暗くなると輝く星のパーツが、
寝室の天井に仕掛けられている様で、
キラキラ俺の上に
数え切れない程の星。

「ありがとっ。嬉しいっ。
あ・・・だから・・・」

ここ数日。
帰りが遅かったから。と、
プレゼントで
ホテル行きだったのは・・・。

「そう。シール。とかも考えたけど。
もっと本格的な方が良いかなって」
「工事までしたんだ・・・」
「嫌?」
「ううん。ありがと。嬉しいっ。
これで・・・お願い叶うかな?」
「お願い?」

そっと、
隣に立つ和希の体に、寄り掛かる。

「『和希と、ずっと一緒にいられます様に』って」
「啓太・・・。
大丈夫。離さないから」
「うん」

消えない。
多くの星が
二人の誓いのキスを・・・見守っていた。


「誕生日おめでとう。啓太」
「いつも・・・嬉しい気持ちを、ありがと。和希」


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Café Grace
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